MESSAGE FROM JIK

未来の競輪を支えるキミへ、
届けたいエールがある。

日本競輪選手養成所 
瀧澤所長 コメント

日本競輪選手養成所は、1950年に日本サイクリストセンターとして開設しました。その後、70年あまりの歴史を経て、数々の名選手を生みだしています。当然、現役選手だった私も日本競輪選手養成所で育てられたひとり。みなさんの先輩にあたります。ここで競輪の先輩として、人生の先輩として、私がみなさんに伝えたいのは、たったひとつのことです。それは「努力」を惜しまないということ。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、プロアスリートとして、これが最もたいせつなことだと私は信じています。努力なくして成功した選手を私は知りません。競輪はペダルをこぐという単純なものだから、流した汗の多い人が勝つ。そう信じて、努力を続ける。練習して、強くなる。それが競輪という競技の真理です。だから自転車の経験がなくても、すべてはこれからの努力次第。競輪は意欲あるスポーツ選手達をいつでもお待ちしています。

養成所の先輩からのメッセージ

125回生
南部 翔大

南部 翔大

なんぶ しょうた

  • 運動競技歴:ラグビー
  • 適性試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

4歳から22歳まで18年間ラグビーをやっており、大学3年生で就職活動が始まった際に自分の身体を使って稼げる仕事がしたいと考えていました。その時に父から競輪を紹介されて興味をもち、競輪選手を目指しました。

養成所生活の感想

私は適性での入所で、体力には自信があったものの自転車には全くの素人でしたので入所時は不安ばかりでした。しかし、教官の方々の教えや同期の支えのおかげで日々自分自身の成長が感じられて、ツラいことだけでなく楽しいこともたくさんあり、充実した養成所生活を過ごすことができました。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

競輪は勝負の世界なので、どうしても他人と自分を比べてしまうこともあると思います。私もそうでしたが、適性で自転車経験が少ないと余計に比べてしまうかもしれません。しかし、他人と自分を比べるのではなく、日々自分自身の成長を楽しんで養成所生活を有意義なものにしてください!

126回生
髙木 萌那

髙木 萌那

たかき もな

  • 運動競技歴:バレエ、ゴルフ、野球
  • 適性試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

幼少期からプロスポーツ選手になるのが夢でした。高校卒業後の進路を考えたときに、祖父の工藤元司郎(16期・引退)、そして父の髙木和仁(76期)の存在もあり、競輪に興味をもちました。また、養成所を受験する際に自転車競技未経験者でも適性試験で受験が可能であることを知り、競輪選手を目指しました。

養成所生活の感想

正直、楽しいことよりも辛いことの方が多かった気がします。それでも、毎日自転車に乗り、成長がタイムに表れ始めたときは頑張ってきて良かったと改めて実感できました。また、熱い言葉で指導してくださる教官の方々や、同期の仲間たちと苦楽を共にすることで人間的にも成長できると思いました。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

私は養成所に入所して9ヵ月でゴールデンキャップを獲得することができました。自転車競技の経験が無くても、己のやる気次第でどこまでも成長できるのが「競輪」というスポーツです。全力で10ヵ月間を走り切り、卒業の時に10ヵ月頑張って良かったと思えるように過ごしてください。応援しています!

125回生
南部 翔大

中石 湊

なかいし みなと

  • 運動競技歴:陸上競技
  • 技能試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

小さい頃に競輪場に行ったことがあり、そこで走っている競輪選手の迫力や、お客様の歓声にすごくビックリしたことが印象に残っています。自分は走ることに楽しみを感じていたので、小学4年生から中学3年生の夏まで陸上競技を続けていました。しかし、中学3年生の時にケガをして陸上競技を続けられなくなってしまい、どうしようか悩んでいた時に、小さい頃の記憶で印象に残っていた競輪の道に進もうと決意しました。

養成所生活の感想

色々な所から来た候補生と10ヵ月共に生活をして、共同生活の中で上下関係を学んだり、1人で生活していく力、協力し合う力など、生きていく上でとても大切なものを学べる場所だと実感しました。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

10ヵ月間は毎日がとても大切で、在籍中は色々と考えてしまうこともあり全力を出し切れない日もありましたが、いざ養成所での生活が終わると「あの時もっと全力でやればよかった」と後悔しています。皆さんは出せる力を全て出し切り、養成所生活を過ごしてください。

126回生
仲澤 春香

仲澤 春香

なかざわ はるか

  • 運動競技歴:ボート競技
  • 技能試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

もともと実業団でボート競技をしていましたが、イップスになってしまい会社と競技をやめることにしました。そのことを高校時代の顧問の先生に報告したところ、「競輪をやってみないか」と誘われ、まだスポーツの世界で戦いたいと思っていたので競輪選手を目指しました。

養成所生活の感想

とても充実していたと思います。バランスの良い食事を提供していただいたり、練習環境が素晴らしいので自転車に対する悩みに真っすぐ向き合い続けることができました。通信機器が無い分、同期とも色々な話ができたので、楽しい思い出もたくさん作れました。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

色々な規則に縛られる生活はすごく苦しかったり、嫌だなと思ったりすることもあると思います。しかし、この経験は選手になる上で必要だと思いますし、その中でも楽しい時間を見つけたり、幸せを感じる経験は養成所でしか味わえません。やる時はやる、休む時は休む。自分の中で楽しさや幸せを見つけ、そしてメリハリをつけて養成所生活を過ごしてください。

123回生
山田 駿斗

山田 駿斗

やまだ はやと

  • 運動競技歴:陸上競技、水泳
  • 適性試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

将来の夢について、ふと考えていたときに、父が競輪選手という仕事について話してくれたのがきっかけでした。競輪は、自分が努力した分しっかりそれが賞金になって返ってくるという点にとてもやりがいを感じ、また、小さい頃から体を動かすことが好きだった自分にはぴったりだと思い、競輪選手を目指しました。

養成所生活の感想

自分の場合は適性入所で、さらに最年少だったので、入所するまでは自分の力が競輪の世界で通用するのか、正直とても不安でした。しかし熱意ある教官の方々の指導や親切で良きライバルとなってくれた仲間達、充実した練習環境のおかげで、心身ともに大きく成長することができました。123回生で本当に良かったです。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

辛いこともあると思いますが、楽な方に逃げずに、1日1日の生活を全力で過ごすことで、この養成所での1年間は確実に自分を成長させてくれると思います。自分の夢や目標に向かって頑張ってください。

124回生
戸邉 香奈実

戸邉 香奈実

とべ かなみ

  • 運動競技歴:なし
  • 適性試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

新型コロナウイルスの大流行を機に、新しいことに挑戦してみようと思い立ったのが切っ掛けでした。特にスポーツ歴はありませんが、運動は得意で、競輪一族に生まれたのに、私で競輪選手を絶やしてしまうのは勿体無い!とある日閃き、”一度だけ”と決めて力試しに適性試験を受けてみることにしました。

養成所生活の感想

毎日が筋肉痛との闘いです。それは同時に、毎日着実に成長を感じられる充実した期間でした。親身になって相談にのってアドバイスをくださる先生方、そして同じ夢に向かう同期達が居てくれたからこそ、乗り越えられた養成所生活でした。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

自転車競技は疎か、スポーツに打ち込んだことのない私が、まさか競輪の世界に飛び込むなんて思ってもみませんでした。入所試験は誰にでも開かれています。一度きりの人生、面白い方がいい。やってみなければ、始まらない。競輪選手になりたい!という気持ちがあるのなら、迷わず受験してみては?可能性は自分次第。

123回生
荒川 達郎

荒川 達郎

あらかわ たつろう

  • 運動競技歴:スキー、サッカー、水泳、バドミントン、高校から自転車競技
  • 技能試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

大学に進学し自転車競技を続けていくと、年々競技力が上がっていきました。そして大学3年生の冬、周りの友人らが就職活動を始める頃、もっと色々な人と競走をしてみたいと思うようになっていました。そこから自分が競輪の世界でどこまでいけるのか知りたくなり、選手を目指しました。

養成所生活の感想

日々規則正しい生活やバランスの良い食事、充分な訓練時間があり、充実していました。養成所では通信機器の使用ができない分、同期と様々な話ができ、得るものが多くありました。訓練は動画やタイム、データをとってもらいフィードバックを受けることで、客観的にフォームや調子をみることができ、成長につながったと思います。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

養成所は自転車のことだけを考えられる場所でした。辛いことや苦しいことも多くあると思いますが、乗り越えて成長を感じた時、頑張って良かったと思えます。養成所にいる時しかできないことを見つけて挑戦してみてください。

124回生
松井 優佳

松井 優佳

まつい ゆうか

  • 運動競技歴:自転車競技
  • 技能試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

競輪選手になった友人と買い物に行った時に、沢山洋服を買っている姿を見て、私も競輪選手になって自分の欲しい物を沢山買いたいと思ったことがきっかけです。また、幼いころから自転車競技をしており、競輪は身近なものだったこともあって、話を聞いたりレースを見たりしているうちに競輪選手を目指そうと思いました。

養成所生活の感想

楽しいことばかりではなかったですが、専門の知識を持った教官の先生の方に様々な事を指導して頂いて充実した時間を過ごすことができました。同期の仲間と切磋琢磨し、自転車づけの毎日を送ることは養成所でしか味わえないなと思います。 自転車のことだけでなく人として精神的・身体的に成長したと感じられる10ヶ月でした。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

養成所での生活は長いと思うかもしれないですが、あっという間に時間が過ぎるので1つ1つの練習を大切に頑張って下さい。こんなにも自転車と向き合える環境は他にないので同期の仲間と色んな事に挑戦してみて下さい。 卒業するときには、ひとまわりもふたまわりも成長できたと感じられると思います。