MESSAGE FROM JIK

未来の競輪を支えるキミへ、
届けたいエールがある。

日本競輪選手養成所 
瀧澤所長 コメント

日本競輪選手養成所は、1950年に日本サイクリストセンターとして開設しました。その後、70年あまりの歴史を経て、数々の名選手を生みだしています。当然、現役選手だった私も日本競輪選手養成所で育てられたひとり。みなさんの先輩にあたります。ここで競輪の先輩として、人生の先輩として、私がみなさんに伝えたいのは、たったひとつのことです。それは「努力」を惜しまないということ。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、プロアスリートとして、これが最もたいせつなことだと私は信じています。努力なくして成功した選手を私は知りません。競輪はペダルをこぐという単純なものだから、流した汗の多い人が勝つ。そう信じて、努力を続ける。練習して、強くなる。それが競輪という競技の真理です。だから自転車の経験がなくても、すべてはこれからの努力次第。競輪は意欲あるスポーツ選手達をいつでもお待ちしています。

養成所の先輩からのメッセージ

123回生
山田 駿斗

山田 駿斗

やまだ はやと

  • 運動競技歴:陸上競技、水泳
  • 適性試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

将来の夢について、ふと考えていたときに、父が競輪選手という仕事について話してくれたのがきっかけでした。競輪は、自分が努力した分しっかりそれが賞金になって返ってくるという点にとてもやりがいを感じ、また、小さい頃から体を動かすことが好きだった自分にはぴったりだと思い、競輪選手を目指しました。

養成所生活の感想

自分の場合は適性入所で、さらに最年少だったので、入所するまでは自分の力が競輪の世界で通用するのか、正直とても不安でした。しかし熱意ある教官の方々の指導や親切で良きライバルとなってくれた仲間達、充実した練習環境のおかげで、心身ともに大きく成長することができました。123回生で本当に良かったです。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

辛いこともあると思いますが、楽な方に逃げずに、1日1日の生活を全力で過ごすことで、この養成所での1年間は確実に自分を成長させてくれると思います。自分の夢や目標に向かって頑張ってください。

124回生
戸邉 香奈実

戸邉 香奈実

とべ かなみ

  • 運動競技歴:なし
  • 適性試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

新型コロナウイルスの大流行を機に、新しいことに挑戦してみようと思い立ったのが切っ掛けでした。特にスポーツ歴はありませんが、運動は得意で、競輪一族に生まれたのに、私で競輪選手を絶やしてしまうのは勿体無い!とある日閃き、”一度だけ”と決めて力試しに適性試験を受けてみることにしました。

養成所生活の感想

毎日が筋肉痛との闘いです。それは同時に、毎日着実に成長を感じられる充実した期間でした。親身になって相談にのってアドバイスをくださる先生方、そして同じ夢に向かう同期達が居てくれたからこそ、乗り越えられた養成所生活でした。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

自転車競技は疎か、スポーツに打ち込んだことのない私が、まさか競輪の世界に飛び込むなんて思ってもみませんでした。入所試験は誰にでも開かれています。一度きりの人生、面白い方がいい。やってみなければ、始まらない。競輪選手になりたい!という気持ちがあるのなら、迷わず受験してみては?可能性は自分次第。

123回生
荒川 達郎

荒川 達郎

あらかわ たつろう

  • 運動競技歴:スキー、サッカー、水泳、バドミントン、高校から自転車競技
  • 技能試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

大学に進学し自転車競技を続けていくと、年々競技力が上がっていきました。そして大学3年生の冬、周りの友人らが就職活動を始める頃、もっと色々な人と競走をしてみたいと思うようになっていました。そこから自分が競輪の世界でどこまでいけるのか知りたくなり、選手を目指しました。

養成所生活の感想

日々規則正しい生活やバランスの良い食事、充分な訓練時間があり、充実していました。養成所では通信機器の使用ができない分、同期と様々な話ができ、得るものが多くありました。訓練は動画やタイム、データをとってもらいフィードバックを受けることで、客観的にフォームや調子をみることができ、成長につながったと思います。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

養成所は自転車のことだけを考えられる場所でした。辛いことや苦しいことも多くあると思いますが、乗り越えて成長を感じた時、頑張って良かったと思えます。養成所にいる時しかできないことを見つけて挑戦してみてください。

124回生
松井 優佳

松井 優佳

まつい ゆうか

  • 運動競技歴:自転車競技
  • 技能試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

競輪選手になった友人と買い物に行った時に、沢山洋服を買っている姿を見て、私も競輪選手になって自分の欲しい物を沢山買いたいと思ったことがきっかけです。また、幼いころから自転車競技をしており、競輪は身近なものだったこともあって、話を聞いたりレースを見たりしているうちに競輪選手を目指そうと思いました。

養成所生活の感想

楽しいことばかりではなかったですが、専門の知識を持った教官の先生の方に様々な事を指導して頂いて充実した時間を過ごすことができました。同期の仲間と切磋琢磨し、自転車づけの毎日を送ることは養成所でしか味わえないなと思います。 自転車のことだけでなく人として精神的・身体的に成長したと感じられる10ヶ月でした。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

養成所での生活は長いと思うかもしれないですが、あっという間に時間が過ぎるので1つ1つの練習を大切に頑張って下さい。こんなにも自転車と向き合える環境は他にないので同期の仲間と色んな事に挑戦してみて下さい。 卒業するときには、ひとまわりもふたまわりも成長できたと感じられると思います。