競輪選手という職業に興味を持っても、「まず、何から始めたらいいのか」迷ってしまう方は多いはず。

養成所の入所試験を受けるかどうかを決めるその前に、自転車のことを誰かに質問したり、実際に乗ってみたり、選手の話を聞いてみたりといった機会があると、何かと安心なのではないでしょうか。

全国には、これから第一歩を踏み出す方へ向けた、さまざまな取り組みを行っている競輪場があります。

2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場

今回ご紹介するのは、函館競輪場で行われている、函館市と日本競輪選手会北海道支部が運営する「スターライトプロジェクト」です。

「スターライトプロジェクト」とは

2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場

もともと、函館競輪場では将来のガールズケイリン選手を育成するための「ホワイトガールズプロジェクト」という取り組みがありました。それが本年、グレードアップ。満15歳以上で競輪選手に興味のある方を男女問わず対象とした「スターライトプロジェクト」が発足しました。

4月には第1期生を迎え入れる入会式が行われ、5人のメンバーが誕生。

学校が休みの土・日を中心に、平日にも時間をつくって、競輪の基礎の基礎を学んでいます。

ある土曜日の練習の様子

2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場
2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場

この日は3人の高校生メンバー(5番・黄色い帽子)と、将来、同プロジェクトへの参加を希望している中学生2人(6番・緑の帽子)が練習に来ました。

2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場
2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場

練習は、地元函館の現役選手たちの訓練と合同。それぞれのグループで走る時間を決めて、順番にもがく(=全力で決められた距離を踏み切る)練習を行います。

2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場

レースに欠かせない、発走機を使ったスタートの練習もじっくり行いました。

2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場

指導を担当するのは、現役で活躍する中里福太郎選手(北海道・113期)。自分の体を使って良い例、悪い例などを実演し、メンバーたちにテクニックを伝えていきます。

2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場
2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場

時には、野球など別のスポーツの動きを例に出しながら、わかりやすく指導をしていました。

神山雄一郎所長が視察に

2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場

またこの日、日本競輪選手養成所の神山雄一郎所長が、「スターライトプロジェクト」の視察に訪れました。

神山所長は以前から、未来の選手を育成するこのようなプロジェクトを自分の目で見てみたいと考えていたそうです。

「頑張る彼らの姿や目の輝きを見て、自分も初心に還るような気持ちでした。競輪は、触れるチャンスに恵まれなければなかなか出会えない世界。このようなプロジェクトがその良い機会になっていると感じます」

2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場

参加者たちと交流し、最後に記念撮影。

2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場

昼過ぎをもって練習時間は終了しましたが、メンバーの3人は「まだ走っていっていいですか?」と、納得のいくまでバンク走行の自主練に励んでいました。

2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場

参加者たちの声

2026,スターライトプロジェクト,函館競輪場

今回の参加メンバー3人は、同じ函館大谷高校の自転車競技部に所属する仲間。顧問の先生の紹介で、このスターライトプロジェクトを知り、参加したそうです。

中川恵太さん(1年生・写真右)
「自転車部のサポートが手厚い大谷高校に入学した4月にこのプロジェクトが始まったので、とても良いタイミングだったと思います。練習メニューが豊富で、毎回違ったことを学べるのが嬉しいです」

長谷川蒼太さん(3年生・写真中)
「1年の時から自転車競技を頑張ってきて、卒業したら競輪選手になりたいと考えていたところでプロジェクトに出会いました。活躍している選手から教えてもらえたり、設備も整っていたりと、選手になりたい人を本気で育成してくれる場所だと感じています」

麥谷胡太さん(1年生・写真左)
「中学生のときは趣味として自転車に乗っていましたが、高校入学と同時にプロジェクトに参加して本格的に取り組み始めました。きつい練習もたくさんありますが、どれも選手になるためには欠かせないものだと感じています」

▶︎「スターライトプロジェクト」の詳細、お問い合わせはこちらのチラシをチェック(クリックでPDFをダウンロード)

 

▶︎他の競輪場で行われている取り組みはこちら

「強い覚悟があれば、誰でも」競輪選手育成プロジェクト『GTR(群馬トレーニングレーサーズ)』が掲げる想い

PHOTO GALLERY