候補生が送る生活とは?養成所のとある1日に密着〜訓練・課業編〜
日本競輪選手養成所の候補生はどのような生活を送っているのでしょうか?この記事では養成所のとある1日に密着。前編では普段取り組んでいる訓練についてご紹介します。
1日の始まりは早朝から

| 6:30 | 起床 |
| 6:45 | 点呼 |
| 6:50 | 錬成 |
| 7:10 | 清掃 |
| 7:30 | 朝食 |
朝は6時30分に起床します。4時半頃から自主練習を始める候補生も。その後は部屋を整理整頓し、朝食を済ませて午前の課業へ向かいます。
1本1本を集中して走り込む

| 9:00 | 課業整列 |
| 9:05 | 第1時限 |
| 9:55 | 第2時限 |
| 10:45 | 第3時限 |
| 11:35 | 第4時限 |
1つの課業の時間は約40分。各候補生はしっかりと整備した自転車を手に、教場へ向かいます。

課業は全員で綺麗に整列して、大きな声で挨拶から始まります。訓練にはスタートの練習や、バンクやローラーでの走り込み、タイムの計測など、さまざまな種目が。

神山雄一郎所長と共に訓練する時間もあります

入所から卒業までの技術や身体の状況に合わせて、その時々で必要なものが身につくように年間でカリキュラムが組まれています。


時には候補生同士で励まし合いながら、厳しい訓練に取り組んでいきます。


“走る”だけではない、自転車と向き合う時間

プロの世界では自転車の状態を把握することも自らの責任となります。だからこそ、自転車の整備・点検も、走ることと同じくらい大切な要素です。


決められた時間内に、適切な順序に沿って分解・組み立て作業を行います。


工具を手に取り、集中して黙々と作業を続ける候補生たち。自らの身体を預ける自転車に真剣に向き合います。
ジムで鍛える“競輪の身体”

| 12:50 | 課業整列 |
| 12:55 | 第4時限 |
| 13:45 | 第5時限 |
| 14:35 | 第6時限 |
| 15:25 | 第7時限 |
| 16:15 | 第8時限 |
昼食を終えると、午後の課業が始まります。
競輪選手として必要な肉体を得るためには、筋力トレーニングも欠かせません。競輪では一瞬で大きなパワーを発揮する必要があるため、ただ重い重量を上げるだけではなく、フォームや身体の連動性も重要になります。


鏡でフォームを確認しつつ、候補生同士で声をかけたり、互いにアドバイスしたりしながら丁寧に回数を重ねていきます。

定期的に自らのフォームを撮影することで、正しいフォームや身体の動かし方ができているか講評を受けます。


この日は、女子の筋力トレーニングにナショナルチーム所属の長迫吉拓選手が訪れ、フォームや負荷のかけ方についてコーチングを受けました。ナショナルチームと拠点を共にする養成所ならではの光景です。
競輪選手として必要な知識を身につける

身体を動かす課業だけではなく、座学の時間も設けられています。

内容は多岐にわたり、スポーツ理論や医学の知識のほか、法令、一般教養などを学びます。

すべての課業が終わり、片付けを済ませて1日の訓練は終了。
後編ではオフの時間の過ごし方についてご紹介します。