競輪選手を目指し、日本競輪選手養成所で日々の訓練に励む131回生・132回生。入所から約半年が経つなかで、候補生たちはどのような訓練が印象に残ったのでしょうか。

今回は、候補生へのアンケートから「印象に残る訓練メニューや講義」という質問をピックアップ。多くの候補生が挙げた回答を中心に、養成所での日々を紹介します。

苦しさの先に、成長を実感。「重いギアを使う訓練」

2026, 1日密着, 養成所

最も多かった回答は重いギアを使う訓練。なかでも目立ったのは、サドルに座ったままペダルを踏む「シッティング」での訓練です。

理由には「とにかくキツかったから」「1番自分を追い込めたから」といった声が並びます。一方で、苦しさとともに成長を感じている回答も。久貝一心候補生は「シッティングでのパワーがついた感覚に加え、ペダリングも意識できた」と振り返っています。佐野唯月候補生からは「すごくきついけど、やり終わった後の強くなった感が好きだから」という声もありました。

苦しいなかで、どうペダルを踏むか。訓練をやり切った先に感じる手応えも、印象に残る理由になっています。

仲間と励まし合って走り切る。「周回練習」

2026, 1日密着, 養成所

続いて回答数が多かったのは周回練習。「80周×3セット」「周回300周」など、回答に並ぶ数字からも、その走り込みの量が伝わってきます。「今までで1番きつかった」「気持ちとの勝負だった」と、体力面だけでなく精神面での大変さを挙げる声も多くありました。

その一方で、仲間と取り組むからこその経験も。小野拓実候補生は、適性試験で入所した候補生たちのみで行った300周の練習について、「足腰が本当に辛かったけど励まし合いながら全員で完遂できたから」と回答。篠田浩己候補生も「仲間との結束が深まった」と振り返っています。

長い距離を走るなかで、ペダリングの感覚が良くなり、乗り込みの大切さを学んだという声もありました。同じバンクを走り続ける時間には、技術面での気づきや、仲間と苦しさを乗り越える経験も詰まっています。

言葉も、直接の指導も心に残る。「神山所長の講義・指導」

2026, 1日密着, 養成所

神山雄一郎所長による講義や訓話、神山教場などを挙げた候補生も多くいました。身体を動かす訓練とともに、プロの競輪選手としての精神面の学びも多く得られたようです。

田村一暉候補生からは「レース中の場面ごとに、どのようなことを考えているのかをしっかり教えてもらえた」。森涼葉候補生は「強くなるために必要なことについての話が心に響いた」と答えています。また、竹内友乃候補生は「神山教場でフォームやセッティングを見てもらい、訓練を通しての必要なトレーニングを教わる貴重な機会」と振り返りました。

レースの考え方から、競輪選手としての心構え、自分に必要な練習まで。回答からは、それぞれが所長の言葉や指導を、自身の目標や課題と重ねて受け止めている様子がうかがえます。

今回紹介したのは、アンケート回答の一部です。同じ訓練に取り組んでいても、感じることは十人十色。候補生のプロフィールページでは、その他の質問も掲載中。一人ひとりの回答を通じて、それぞれの個性や素顔に触れることができます。

ぜひプロフィールもチェックして、気になる候補生を見つけてみてください。

【131回生・132回生のプロフィールはこちら】