【第130回生 注目候補生インタビュー】森この芽候補生「合格までにかかった3年は、必要な時間でした」

森この芽
モリ・コノメ
生年月日:2005/2/3
最終学歴:私立拓殖大学紅陵高等学校
受験区分:技能試験
登録予定地:愛知
Q:これまでの競技歴を教えてください。
高校に入るまでの9年間は陸上競技を、高校に入ってからは自転車競技をやってきました。出身は愛知なのですが、養成所での寮生活も意識して、親元を離れてさまざまな経験を積むために千葉県の高校に進学しました。
Q:高校を選ぶ時点で、養成所に入ってからのことを考えていたのですか?
はい。もともとスポーツ選手になりたい、という憧れをずっと持っていたなか、自分の持っている力をすべて出し切れる競輪選手になることを夢見てきました。

Q:『とちぎ国体2022』では500mTTに出場していますが、タイムトライアルを専門にやっていたのですか?
いえ、短距離も中距離もやってきました。これも、競輪選手としてやっていくために、総合力をつけたいという考えでした。
高校卒業タイミングで入所試験を受けたのですが、なかなか受かることができず、3回目の挑戦でようやくここまで漕ぎ着けました。
Q:試験を重ねる中で変化はありましたか?
トレーニング自体は大きくは変えていません。男子選手について、街道をメインに走ってきました。一番大きかったのは、気持ちの部分だと思います。
特に「自分で考える力」がついたと実感しています。それは、養成所でもきっと役に立つはず。合格までの時間は、自分にとって“なくてはならない時間”だったと思います。

Q:念願の養成所生活はいかがですか?
事前入所の候補生が多くて、少し焦りはあります。でも、自分のペースでしっかりやっていければと思っています。
Q:今後の目標を教えてください。
一気にすべてを手に入れることはできないことは自分でよくわかっているので、第3回記録会でゴールデンキャップを獲得できるよう、ひとつずつ積み上げていきたいです。
最終的には、先行でG1を勝つことが目標です。これまでの3年間の積み重ねと、「考えて練習すること」を忘れずに、一歩一歩進んでいきたいです。
