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日本競輪選手養成所 第125回生(男子)及び第126回生(女子)の第2回トーナメント競走が実施されました!2024.2.22

 2月19日(月)から20日(火)にかけて、第125回選手候補生(男子)及び第126回選手候補生(女子)による第2回トーナメント競走が行われました。卒業を控えた選手候補生たちは、これまでの訓練の成果を発揮すべく、ゴール線まで懸命にペダルを踏みました。
 決勝戦には以下のメンバーが進出し、第125回生では山崎歩夢選手候補生が、第126回生では仲澤春香選手候補生が優勝に輝きました。
 後日、今回のトーナメントの様子をまとめた動画を日本競輪選手養成所公式YouTubeチャンネルにて公開予定ですので、そちらもぜひチェックしてみてください!

第125回選手候補生 決勝 1,500m(6周)

決勝戦メンバー
1番車 塩島 嵩一朗(しおじま しゅういちろう)(神奈川)
2番車 今井 希(いまい のぞみ)(埼玉)
3番車 森田 一郎(もりた いちろう)(埼玉)
4番車 山崎 歩夢(やまざき あゆむ)(福島)
5番車 阿部 英斗(あべ あやと)(福岡)
6番車 栗山 和樹(くりやま かずき)(岐阜)

レース展開

 スタートの合図で6名がスタート。2番車 今井 希、4番車 山崎 歩夢、5番車 阿部 英斗、3番車 森田 一郎、6番車 栗山 和樹、1番車 塩島 嵩一朗の順で周回を重ねる。誘導退避のタイミングで中段に位置していた森田が前を抑えるも、すかさず塩島がその前を奪う。最終周回前回で後方から阿部が発進して先行逃げ切りを図るも、捲り頃を見計らっていた5番手山崎が、残り1周を告げる鐘と同時に強烈な捲りを放つ。そのまま梯団を大きく引き離し、スピードに乗り切った山崎が後ろに5車身の差を付け1着で入線した。2着には気風のいい先行を見せた阿部が、3着には阿部をマークした栗山が入線し第2回トーナメント競走の決着となった。

優勝者コメント(山崎歩夢選手候補生)

 ゴールした瞬間に大きな歓声を貰いとても嬉しかったです。完全優勝とはなりませんでしたが、この2日間で勝ち上がる意味を学べました。今回のトーナメント競走では展開にもかなり恵まれたと感じています。決勝ラスト1周半からは一瞬の隙も逃さないという意識で、スピードに乗っていた先行の阿部候補生を上手く捉え、捲ることができました。卒業記念レースでは先行して優勝したいです。

優勝
山崎 歩夢選手候補生(福島)

2着
阿部 英斗選手候補生(福岡)

3着
栗山 和樹選手候補生(岐阜)

上位3名
左から阿部候補生、山崎候補生、栗山候補生

第126回選手候補生 決勝 1,500m(6周)

決勝戦メンバー
1番車 仲澤 春香(なかざわ はるか)(福井)
2番車 大浦 彩瑛(おおうら さえ)(神奈川)
3番車 中島 瞳(なかじま ひとみ)(埼玉)
4番車 髙木 萌那(たかき もな)(福岡)
5番車 平子 結菜(ひらこ ゆうな)(三重)
6番車 豊田 美香(とよだ みか)(徳島)

レース展開

 スタートの合図と共に3番車 中島 瞳、4番車 髙木 萌那、6番車 豊田 美香、2番車 大浦 彩瑛、5番車 平子 結菜、1番車 仲澤 春香で周回を重ねる。誘導退避後も隊列はそのままでレースは進むが、第4周回バック・ストレッチ付近から最後方の仲澤が思い切り良く飛び出す。最終周回前回の2コーナー付近からは最後方の豊田が捲りを放ち、先頭の仲澤と並走し1歩前に出るも126回生の“絶対女王”はインをゆずらない。前方豊田のスピードが緩んだ隙を突き髙木が猛烈に追い込むも、仲澤には僅かに及ばず。1着仲澤、2着髙木、3着には豊田をマークしていた中島が入線した。

優勝者コメント(仲澤 春香選手候補生)

 2日間今の力を全て出し切り、納得できる走りができました。集中するために優勝は意識しないようにしていましたが、結果として完全優勝できたことはとても嬉しいです。決勝には日頃の競走訓練で強いメンバーが揃ったので、展開にしっかりと付いていけるよう心掛けました。自分が仕掛けたのが2周回目で、タイミングとしてはとても早い段階でした。正直、仕掛けてからゴールまで距離もまだありましたし、怖さもありました。それでも優勝という結果で良かったです。卒業記念レースも頑張ります。

優勝
仲澤 春香選手候補生(福井)

2着
髙木 萌那選手候補生(福岡)

3着
中島 瞳選手候補生(埼玉)

上位3名
左から髙木候補生、仲澤候補生、中島候補生

瀧澤所長コメント

 男女共に完成期のトーナメント競走に相応しい内容で、非常に好感が持てたと同時に、将来への期待が膨らみました。特に、優勝した男子・山崎候補生、女子・仲澤候補生の走りは日頃の訓練成果を遺憾なく発揮し、力強い見事な優勝だったと思います。今後も更なる精進を重ね、競輪界を代表する選手に成長することを祈念してやみません。