安達光伸候補生と半田水晶候補生が優勝!第127・128回生「第2回トーナメント競走」レポート

2月17日、18日の2日間にわたって、第127・128回生の「第2回トーナメント競走」が実施されました。

2回目のトーナメント競走

昨年11月に続き、2回目の実施となったトーナメント競走。
候補生たちは2日間にわたって最大4レースを走り、本番の競輪同様の勝ち上がり形式で「優勝」を競います。
前回との最大の違いは、競走が行なわれたバンク。

屋外にあるJKA400で実施された第1回とは異なり、今回の舞台は1周250mの屋内バンク「JKA250」が舞台。
最大6名での競走となり、周回数は6周回のうち残り3周で誘導員は退避するなどルールも若干異なります。
積極的なレースを展開
1日目は、男女ともに予選の2レースを実施。
残された競走形式での訓練もあとわずか。
各々、訓練の成果を発揮するべく、積極的なレースを展開していきます。


特に今回の舞台となったJKA250バンクは、傾斜も高く外から捲る事が厳しいため、レース展開が早いことも見どころのひとつ。
最後の直線も短いため、先行する意識がより高くなっていたようにも感じられました。


いよいよ決勝

予選を終え、いよいよ迎えた2日目の決勝レース。
女子は、以下の6名が決勝へ進みました。

車番 | 名前 | 都道府県 |
1 | 半田水晶 | 茨城 |
2 | 岩元杏奈 | 宮崎 |
3 | 北岡マリア | 石川 |
4 | 岡田優歩 | 和歌山 |
5 | 今西瑠花 | 大阪 |
6 | 伊藤柚姫 | 兵庫 |
6伊藤候補生-1半田候補生-4岡田候補生-3北岡候補生-5今西候補生-2岩元候補生の順で進んでいきます。

残り2周より今西候補生が先頭へ出ますが、その動きに反応したのは半田候補生と北岡候補生。

残り1周半から半田候補生が仕掛け先頭へ出るとそのまま逃げ切り優勝。

2着には3北岡候補生、3着には2岩元候補生という結果となりました。

男子 決勝メンバー

男子の決勝は、以下の6名の候補生によるレース。
1 | 三神遼矢 | 福島 |
2 | 邊見竜馬 | 福島 |
3 | 椎名俊介 | 茨城 |
4 | 安達光伸 | 岐阜 |
5 | 長野魅切 | 愛媛 |
6 | 𠮷岡優太 | 茨城 |
訓練とはいえ優勝を決める決勝のレース。緊張感あふれる空気のなか、男子の決勝がスタート。

並びは、5長野候補生-4安達候補生-2邊見候補生-6𠮷岡候補生-3椎名候補生-1三神候補生。

残り3周、誘導員が退避した直後に邊見候補生が先頭へ。
残り2周になると番手につけた長野候補生が前に出るも、3番手から安達候補生が捲りに出て優勝。

2着に𠮷岡候補生、3着に椎名候補生という結果となりました。

“未来に繋がる競走”の重要性
すべてのレースを終え表彰式。

講評では、勝てなかったものの先行した候補生の名前をあげられるなど、“未来に繋がる競走”の重要さが語られたほか、来月の卒業記念レースに向け「ご家族やお世話になった方々、競輪関係者にアピールが出来る走りを見せて欲しい」と教官からメッセージが送られました。
こうして、127回生・128回生の「第2回トーナメント競走」は終了。
来月3月4日(火)、5日(水)には、いよいよ静岡競輪場にて卒業記念レースが開催されます!
養成所生活の最後を飾る、集大成といえるレース。ぜひ、候補生の熱い戦いを応援してください!
上位候補生のコメント
女子優勝:半田水晶候補生

Q:決勝戦の感想を教えてください。
レースの内容は正確に覚えてないですが、前に出る競走をしようと思い自分の力を出し切って最後の直線は気持ちで戦いました。
Q:卒業記念レースまでの間どのように過ごしますか?
第1回トーナメントの際、前日に追い込んだトレーニングをしたところ調子を落としてしまったため、そういった部分もケアしながら調整していければと思います。
女子2位:北岡マリア候補生

今日の競走は意外な展開が多くてビックリしましたが、冷静に立ち回ることができました。負けてしまいましたが、ゴール前勝負まで持っていけたのは良かったです。卒業記念の舞台となる静岡競輪場は直線が長いので、最後の直線での伸びを見て欲しいです。
女子3位:岩元杏奈候補生

決勝ではスタートで最後尾となりました。周回中、さまざまな戦い方を考えていましたが、自力選手が多い事もあり捲りの戦法になると考えていました。先行捲りを主体で戦っているので、冷静にレースを分析して、卒業記念レースでも力を出し切りたいです。
男子優勝:安達光伸候補生

Q:初優勝の率直なお気持ちを聞かせてください。
戦法が捲りになってしまい悔しいですが、優勝できたことは素直に嬉しいです。
Q:卒業記念レースではどのような走りをしたいですか?
今日の決勝、そして第1回のトーナメント競走でもあまり先行が出来なかったので、卒業記念レースは先行で力強いレースをしたいと思っています。
男子2位:𠮷岡優太候補生

今回のトーナメントでは、予選から決勝まで先行することを目標にレースに挑みましたが、結果として先行することができませんでした。卒業記念レースでは先行して優勝したいです。
男子3位:椎名俊介候補生

今回のトーナメントでは、予選では位置をしっかり取って、足を残して勝つことを意識していました。クリーンな走りを心掛けているので、卒業記念レースでもそういったレースができればと思います。