女子決勝 大接戦のレース

いよいよ、大トリとなる決勝の2レース。
女子決勝へと駒を進めたのは以下の7人。

車番 候補生名 府県
1 酒井亜樹 大阪
2 北岡マリア 石川
3 岩元杏奈 宮崎
4 半田水晶 茨城
5 岡田優歩 和歌山
6 今西瑠花 大阪
7 千葉捺美 群馬

レースは前半から果敢に位置を取りに行った岩元候補生を中心に展開。

残り1周を前に、半田候補生と岡田候補生が仕掛けレースが一気に動きます。

最後の直線、粘りを見せる半田候補生と岡田候補生の外から進出したのは、一度3番手に下げた岩元候補生。

外から伸びてくるのは、北岡候補生と酒井候補生。

酒井候補生と岩元候補生がほぼ同時にフィニッシュ。際どい争いとなりましたが、わずかに岩元候補生がしのぎきり、見事優勝。2着は酒井候補生、3着は北岡候補生。

男子決勝 最後の決戦

そして迎えた最後のレースは男子決勝。
以下の9人がこの舞台に立ちます。

車番 候補生名 府県
1 尾野翔一 福岡
2 三神遼矢 福島
3 椎名俊介 茨城
4 伊藤涼介 広島
5 新垣慶晃 沖縄
6 𠮷岡優太 茨城
7 大塚城 静岡
8 杉浦颯太 北海道
9 池田充槻 秋田

張り詰める緊張感のなか、レースがスタート。

一列棒状で進むと、打鐘とともに大塚候補生が後方から押し上げていきますが、これに合わせて動いたのは三神候補生と杉浦候補生。

杉浦候補生が先頭を取り切り、勝負の最終周回へ。

尾野候補生、椎名候補生も外から仕掛けますが、番手から満を持して捲っていったのは三神候補生。

直線でもその勢いは衰えることなく、三神候補生が先頭でフィニッシュラインを駆け抜け、“卒期チャンプ”の称号を獲得。

2着は内から伸びた𠮷岡候補生、3着に椎名候補生という結果となりました。

女子優勝:岩元候補生 コメント

レース前は緊張していて視野が狭くなっているように感じましたが、落ち着いてレースを運ぶことができました。最後は「(酒井候補生に)差されたかな」と思っていたので、放送で自分が勝っているとわかってビックリしました。

“最後のT教場(瀧澤所長が直接指導する教場)のメンバー”として、優勝できたらいいなと思っていました。瀧澤所長にいい姿を見せることができて本当に嬉しいです。

ガールズケイリンのなかでも身長が低いほうだと思いますが、デビュー後は大きな走りを見せていきたいです。

男子優勝:三神候補生 コメント

2度行われたトーナメント競走では、決勝まで残れたものの表彰台に乗ることができなかったので、今回は絶対に表彰台に乗りたいと考えていました。優勝という形で締めくくることができて嬉しいです。

ダッシュも持久力も、そこまで自分が強い選手だとは思っていません。ただ、向上心を持って地道に練習を積めるところが武器だと考えています。

ナショナルチームに所属しているので、競技も、競輪もしっかりと両立できればと思います。世界選手権で優勝、オリンピックでメダル、競輪でグランドスラムというのが大きな目標です。

最高の仲間と繰り広げた最後の戦い

養成所生活の集大成となる一大イベントを終えた候補生たち。
最高の仲間たちと繰り広げた最後の戦いは、今後のプロ生活においても、大切な思い出になることと思います。

候補生のみなさん、おつかれさまでした!

そして、ご来場いただいた皆様、配信などでご覧いただいた皆様、ありがとうございました!