2025年3月7日、第127・128回生の卒業式が実施されました。

5月の入所式から約10か月。
長いようで短かった養成所生活も、いよいよ本当に最後の時。

候補生の親族の皆様や来賓の方々にもご参加いただき、凛とした雰囲気のもと、式典が執り行われました。

表彰

卒業式では例年、優秀な成績を収めた候補生の表彰も実施されます。
今回生で表彰されたのは、以下の候補生たち。

ゴールデンキャップ賞

記録会において、ゴールデンキャップ(帽色「金」)を獲得した者

椎名俊介(茨城)
下山聖斗(鹿児島)
岩原健馬(愛知)
杉浦颯太(北海道)
三浦生誠(岩手)
上杉有弘(福井)
野中龍之介(神奈川)
藤田楓(岡山)
丸山留依(静岡)
大塚城(静岡)
土井慎二(岡山)
邊見竜馬(福島)
西森一稀(兵庫)
馬越裕之(奈良)
三神遼矢(福島)
長野魅切(愛媛)
岩辺陸(静岡)
木村優駿(埼玉)
野津宏介(福岡)
三澤優樹(福島)
新垣慶晃(沖縄)
猿樂楓樹(岡山)
安達光伸(岐阜)
𠮷岡優太(茨城)
水澤秀哉(千葉)
尾野翔一(福岡)
諸隈健太郎(高知)
半田水晶(茨城)
酒井亜樹(大阪)

最優秀学業賞

学業の成績が最も優秀だった者

大本隆也(神奈川)
半田水晶(茨城)

最優秀技能賞

尾野翔一(福岡)
酒井亜樹(大阪)

新記録賞

第3回記録会・500mTTにて養成所新記録(35秒93)を樹立

酒井亜樹(大阪)

功労賞

選手候補生自治会の会長・副会長

中田拓也(広島)
髙﨑千賀(神奈川)
五輪拓巳(東京)
半田水晶(茨城)

国際賞

在所中に国際大会で活躍し、選手候補生の模範とするに足ると認めたため

三浦生誠(岩手)
丸山留依(静岡)
酒井亜樹(大阪)

報奨金賞

127回生62人、128回生10人の計72人に授与

瀧澤所長からの言葉

瀧澤所長からは、プロ選手という次のステージへ歩みを進める選手たちに、「日々の努力を惜しまず、鍛錬を積み重ねてください。同時に、ルールを守り、ルールに従う、正義感の強い選手になってください。」という言葉が。また、「努力の報酬は成功ではなく、自己成長である」というメッセージが送られました。

自治会長の答辞

自治会長を務めた中田拓也・髙﨑千賀両候補生の答辞では、「この素晴らしい学舎の門をくぐった時の初心を忘れず、謙虚さと、向上心を常に抱き、競輪界を牽引する立派な選手となることを誓います」(中田拓也)、「これから訪れる困難や逆境に真摯に向き合い、たゆまぬ努力とまっすぐな信念を持ち続け、各々の夢に向かって挑戦しつづけていきます」(髙﨑千賀)という力強い言葉が語られ、式典は終了。

恒例、帽子投げ!

式典を終えた候補生たちが集まったのは、噴水近くの広場。

その理由は、養成所の卒業式の名物ともいえる、“帽子投げ”。

128回生、最高ーーー!!

行くぞ、競輪界!

この“帽子投げ”や卒業式の模様は、後日動画でもご紹介を予定しています!

これからがスタート

無事に養成所を卒業した候補生たち。これからが本当のスタートとなり、それぞれが全国各地でトレーニングを継続しながら、5月より始まるルーキーシリーズに備えます。

ぜひ今後も、応援のほどよろしくお願いします。

第127・128回生の素晴らしいご活躍を願っています!

卒業生コメント

尾野翔一

この日を迎えることができて嬉しいです。夏場のT教場トレーニングで3kmサーキットを走ったのが、すごくキツくて印象に残っています。また、第2回記録会でゴールデンキャップを獲るために地脚強化に務めたことで、成長につながったと思います。

卒業記念レースやトーナメントでは優勝することができなかったので、その悔しさをルーキーシリーズにぶつけていきたいと思います。お客さんが湧くような、いちばん目立つ走りをしたいです。グランプリ優勝、グランドスラム達成です。そしてオリンピックで金メダルを目指して頑張っていきたいです。

三神遼矢

無事に卒業することができてホッとしています。仲間と過ごす日々が楽しく、あっという間でした。最後の夜に、仲間たちとゆっくり話をできれば良かったのですが、荷物整理でバタバタしていて、何も話せなかったです(笑)。

この10か月間、プロとしてのあり方という面ですごく成長できたと思います。競輪ではグランドスラム、競技では世界選手権で優勝、オリンピックでのメダル獲得という目標に向かって頑張っていきます。

安達光伸

振り返ってみれば、あっという間の10か月だったなと感じます。持久力はもちろん、ダッシュやトップスピードに関しては特に成長できたと思います。卒業記念レースは残念ながら決勝に進むことができなかったですが、自分の力を精一杯出すことができ、すごく印象に残っています。

ルーキーシリーズではお客様に貢献できるようなレースをして、自分でも納得できるような走りができればと思います。目標であるグランプリ優勝に向けて、ルーキーシリーズで優勝、ヤンググランプリでも優勝できるように頑張っていきます。

酒井亜樹

長く感じましたが、卒業記念レースで勝てなかったり、悔いが残っている部分もあるので、あと2か月くらいここにいてもいいかなと思ってます(笑)。
入所するまでは先輩やコーチ、家族など、壁に当たったときに助けてくれる方がいました。養成所にももちろん仲間や先生方がいましたが、自分で考えて前に進んでいくという面で、精神的な成長ができたと思います。

競輪ではG1に出場できるような、ガールズケイリンを代表する選手になりたいです。競技では、ロサンゼルスオリンピックを目標に頑張っていきます。

北岡マリア

成績を思うように残せず、苦しむことが多い1年でした。明日からすぐに練習を開始します。まだまだ弱いので、もっと強くなって競輪場に戻ってきたいと思います。
ルーキシリーズについては、もちろん優勝が目標ですが、親や車券に貢献していただける方に感謝して、楽しく、全力で戦いたいと思います。

目標はグランプリへの出場、そして優勝です!

岩元杏奈

この日を迎えることができ嬉しいです。卒業を前に、終盤はピリピリしている時期もあったので、同部屋の方にはご迷惑をおかけしたと思います(笑)。
今後は自由な時間が増えますが、そのぶんプロとして自分で頑張っていかなければいけない。少し不安もあります。

ルーキーシリーズでは完全優勝が目標ですが、安定して3着以内を取るということも目指していきたいです。夢であるグランプリ優勝を目指して頑張ります!