2025年5月13日(火)、日本競輪選手養成所講堂にて第129回(男子)及び第130回(女子)選手候補生の入所式を挙行いたしました。

当日は、これから約10か月にわたって競輪選手への道を歩む候補生たちが出席。ご親族や来賓の方々が見守る中、厳粛な雰囲気のもとで式典が進行されました。
式の冒頭では、候補生一人ひとりの氏名が読み上げられ、それぞれが「はい」と力強く返事をして応えました。

姿勢を正して名前を呼ばれる姿には、これから始まる1年間の訓練に向けた真剣な気持ちが感じられました。

神山雄一郎所長 式辞

続いて、今年度より就任した神山雄一郎所長より、式辞が述べられました。

「競輪が誕生して77年、養成所が当地に移転して57年の年に、競輪界の次代を担う諸君を迎えられたことは、本養成所としてもこの上ない喜びであります。

私も38年前に、当時の日本競輪学校第61回生として入学し、36年間競輪選手として常に全力で走ってきました。その間、競走成績が伸び悩んだり落車もあったりと、順風満帆な競輪選手生活ではありませんでした。

そんな時に心の拠り所となったのが、同期の存在でした。これから約1年間、同じ釜の飯を食い、切磋琢磨する仲間がいま周りにいます。前後左右を見てください。

どうか諸君は、苦労や困難を、同期の仲間とともに乗り越え、充実した養成所生活にしてください」

入所生代表誓いの詞

最後に、第129回生から山本真 候補生、第130回生から前田真希 候補生が登壇し、「誓いの詞」を力強く読み上げました。
候補生全員が、その言葉を静かに、そして真剣に受け止めている様子が印象的でした。

山本真 候補生

「本日より私たちは、日本競輪選手養成所の選手候補生として、新たな一歩を踏み出します。
初心を忘れず、自らを鍛え、規律を遵守し、立派な競輪選手となれるよう日々努力を重ねてまいります。
ここに、強い決意とともに、その志を胸に、努力・精進することを誓います」

前田真希 候補生

「ガールズケイリンがますます注目を集めるなか、あらためて身が引き締まる思いです。
支えてくださる皆様方の期待に応えられるよう、そして、多くのお客様に応援していただける競輪選手になれるよう、一日一日を大切に、全力で努力・精進することを誓います」

早速訓練がスタート、来月には記録会

入所式を終え、いよいよ正式に競輪選手への道を歩み始めた第129回・130回候補生たち。

この日も、すぐに訓練へと向かいました。

6月には、「第1回記録会」が予定されており、候補生たちは早速、タイムという数字で評価される厳しい世界へと足を踏み入れることになります。

皆様も、これから約1年間の成長を、ぜひ見守ってください。

▼記録会について詳しく知りたい方はこちら

なお、今回の入所式の様子をまとめた動画は日本競輪選手養成所公式YouTubeチャンネルにて近日公開予定です!