入所から1ヶ月 候補生たちの息抜きや苦労していることとは?
全寮制で集団生活を送る日本競輪選手養成所。選手になるための走行訓練はもちろんですが、「それ以外の部分」に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は入所から約1ヶ月が経ったタイミングで、候補生たちにインタビュー。「走ること以外で苦労していることは?」「養成所生活のリラックス方法は?」そして、少し生活に慣れてきたタイミングだからこそ思う「あれ持ち込んでおけば良かったなと思うものは?」を聞いてみました。
Q:入所から1ヶ月。走ること以外の訓練で苦労していることはありますか?
「整備で時々抜けちゃうことがあります。初めてのバンク練習の時にはピンがついてなくて、200mFTTをやるときは、走る前にバルプを跳ばしてしまいました。車輪交換になってしまって……ちゃんと整備しなきゃと思います」
「生活の時間やルールがひとつひとつ細かく決まっていることに、まだ慣れられてないです。練習も一気に変わったし、フレームも変わったし、生活も変わった。変化にまだ体が追いついていないと感じます」
「去年トラック競技に転向してきて、自転車の触り方もよく知らない状態でした。ナショナルチームでの活動が中心だった1年の間も、ギアを替えるのとかすごく遅くて。養成所に入った今でも周りを見ながら『ヤバいヤバい!』って焦りつつ替えてます。一応練習には間に合ってますよ!」
「特にないですが、タイヤを貼る時に丁寧にやり過ぎて時間がカツカツだった、ということはありました(笑)」
Q:養成所生活の息抜きは何ですか?
丸山留依
「同部屋のメンバーが漫画をたくさん持ち込んでいるので、読ませてもらっています。それが息抜きですね。今はNARUTOを借りてます」
三神遼矢
「リラックス方法はみんなとおしゃべりすることです!」
酒井亜樹
「寝る前に45分間くらい自由な時間があるんですが、そこでストレッチをしたり、仲間と一緒にDVDを見たりしています。でも私が持ってきた映像って、トラック競技のレース映像が入ったUSBだけ(笑)誰もこれを『見たい』とは言ってくれなくて、いつも他の候補生が持ってきたDVDを楽しんでいます。お笑いとかを見ていますね」
Q:養成所生活で「これ持ってきておけば良かったな」と感じているものはありますか?
丸山留依
「養成所の枕が合わなくて、今度送ってもらおうと思っています。枕は持ちこんで良いことになっているので」
酒井亜樹
「みんなで見られる、需要のあるDVDを……!」
市田龍生都
「仲間と喋れたらそれで楽しいタイプですが、1人になったタイミングがちょっと寂しい。そういう時に何か本とか、音楽プレーヤーなどが今ここにあれば嬉しいな、とは思いました。bluetooth機能が付いていないものなら許可されています」
第127・128回候補生たちのリアルな声、ぜひご参考に!