【第129回生 注目候補生インタビュー】近内三孝 ウエイトリフティングで東京五輪出場 第2の選手人生

近内三孝
コンナイ・ミツノリ
生年月日:1996/3/14
最終学歴:私立日本大学
受験区分:特別選抜試験
登録予定地:栃木
Q:これまでの競技歴について教えてください。
高校からウエイトリフティングをはじめ、2020東京オリンピックに出場しました。
ただ、ウエイトリフティングは選手寿命が比較的短い競技です。長くアスリートとして勝負するには次は何をするべきかと考えて、競輪選手を目指すことにしました。

Q:ウエイトリフティングは、どのような能力が求められる競技ですか?
脚力と瞬発力です。養成所の適性試験には垂直跳びや背筋の種目がありますが、これはウエイトリフティングと共通する能力が求められていると感じました。それも、競輪に興味を持ったひとつのきっかけです。
日本大学在学中から、現在の師匠である坂井洋選手をはじめ、多くの方から「自転車をやってみたら」と声をかけていただいていました。
Q:事前入所で訓練を受けてみて、感触はいかがですか?
体力・技術・知識、すべての面で自分はまだまだ下のレベルにいると感じました。現実を突きつけられたような感覚です。特に周回練習で苦戦していて、筋持久力は課題です。
一方で、少しずつではありますが、ペダルの回し方や筋肉の動かし方の感覚を掴めてきている実感はあります。いろいろ試したいことがたくさんあって、すごく充実しています。

Q:養成所での生活環境についてはどう感じていますか?
ご飯が用意されていて、起床時間も決まっていて……というのは本当にありがたい。ここまで自転車に向き合えるというのは、すごい環境だと思います。
Q:当面の目標を教えてください。
まずは第1回記録会で、“黒帽(5段階の3番目)”を獲得することです。控えめと思われるかもしれませんが、ウエイトリフティング時代から、目の前のバーベルを挙げられるかなど、ひとつずつ課題をクリアして上を目指していく感覚でやっていました。一歩一歩、着実に上がっていきたいと思っています。
