松田祥位

マツダ・ショウイ
生年月日:1999/9/13
最終学歴:私立岐阜第一高等学
受験区分:特別選抜試験
登録予定地:静岡

Q:自転車競技のキャリアを簡単に教えてください。

小中はサッカーをやっていて、高校から自転車競技に取り組みました。2016年、高校2年のときにジュニアの全日本選手権ロードレースを勝たせてもらい、ジュニア強化指定選手に選んでいただきました。

もともと海外でロードレース選手として生きていきたいという夢があり、高校卒業後は「EQADS」(『ツール・ド・フランス』を目指す日本チーム「エキップアサダ」設立した発掘・強化チーム)に入りフランスに渡りました。しかし2020年にコロナ禍でレースがすべてキャンセルになってしまって……数か月で再開はされたのですが、気持ちが整わず帰国しました。

松田祥位

Q:帰国後はどうされていたのですか?

半年くらいは、自転車から離れていました。その間に、橋本英也さんから「競輪やらないの?」とか「ブリヂストンサイクリングチームに来なよ」とか、いろいろ声をかけてもらっていて。今自分がこの道にいるのは、すべて英也さんがきっかけだったと言ってもいいくらいです。

Q:そもそも自転車に夢中になったのは、どのようなきっかけだったのでしょうか?

友達のマウンテンバイクに乗らせてもらった時に、ママチャリとはまったく違う、踏んだ瞬間に「ぎゅーん!」って進む感覚が衝撃的で。その気持ちよさに完全にハマりました。そこからはリサイクルショップでパーツを探して、自分で組んで……どんどんのめり込んでいきました。

松田祥位

Q:トラック競技ナショナルチームの一員として、中長距離でフィールドに世界でもメダルを複数獲得してきましたが、競輪に踏み出したきっかけは?

パリオリンピックが終わり(※リザーブ選手として選出)、何か新しいことを始めようと思ったときに「競輪しかない」と思いました。

正直に言うと、高校時代は「ロード一本」と思っていました。自転車から少し離れた時期があったことで、俯瞰的に見ることができるようになった。だからこそ、競輪にもチャレンジしたいと思えたんだと思います。

Q:根源的なモチベーションはどういったものなのでしょうか?

「強くなりたい」です。どっぷりとハマった自転車というものを、とことん極めたいという気持ちです。とにかく、“強い選手”になりたいと思っています。
ロードで必要な技術は競輪にも生きるし、競輪の技術はトラックにも使える。いいとこ取りをして、どんどん強くなっていきたいです。

松田祥位

Q:目下の課題を教えてください。

回転が苦手なので、そこを基礎から見直したいです。それから、クロモリの自転車の進ませ方はいろいろ考え方があるので、周囲と話しながら、自分に合ったものを吸収していきたいです。

Q:競輪という世界に入ってきての感想は?

ワクワク100%で入ってきましたが、その通りすごく楽しいです。生活面でも、高校時代から寮生活だったので、少し懐かしさすら感じています。
規律正しく生活するのが、なんだかカッコいいと思えるんですよね。

Q:目標とする選手像を教えてください。

お客様にも、選手にも憧れられるような選手になりたいです。僕自身、そうやって誰かに憧れてここまで来たので、そういう存在になれたら嬉しいです。

松田祥位