【第129回生 注目候補生インタビュー】髙橋奏多候補生 BMXからトラック、そして競輪へ

髙橋奏多
タカハシ・カナタ
生年月日:2006/10/12
最終学歴:私立大阪学院大学高等学校
受験区分:技能試験
登録予定地:大阪
Q:これまでの競技歴を教えてください。
最初は水泳を少しやっていましたが、小学3年生からBMXレーシングを始めました。2022年『第39回全日本自転車競技選手権』の15-6歳の部で1位になった後、高校2年生からはトラック競技にも本格的に取り組んできました。
Q:小さい頃から、ほぼ自転車一本でやってきているのですね。
やっぱり乗っていて楽しい、というのが大きかったです。それから、「得意だからどんどん好きになった」という感じかもあるかもしれません(笑)。

Q:競輪選手を目指すようになったきっかけは?
最初はトラック競技のチームスプリントの一走をやりながら、BMXとの両立を考えていました。でも、競技を続けていく中で、スプリントやケイリンといった種目にも挑戦したことで、個人種目のおもしろさに気づくことができました。周りに競輪選手が多かったですし、この道を選んだのは自然な流れだったと思います。
Q:トラック競技ナショナルチームでの活動の影響も大きかったですか?
BMXから競輪に進んだ方は多いのでもともと身近に感じていましたが、競技と競輪を両立されている太田海也さんや中野慎詞さんをはじめ、強い選手の近くにいられたことは大きかったと思います。
また、先日香港の国際大会で三神遼矢さんや市田龍生都さんと一緒に走らせてもらったのですが、本当に“プロだな”と感じました。学ぶことも多かったですし、刺激もたくさんいただきました。

Q:入所試験に向けて、特別に準備してきたことはありますか?
正直に言うと、特別な準備というのはしていません。ただ、鉄フレームの自転車は剛性が低くて扱いが難しい部分もあるので、今後はしっかり慣れていきたいです。
Q:自身の武器は?
一番はダッシュ力です。それから、BMXやトラック競技で、世界の選手たちと戦ってきた経験は確実に今につながっていると思います。
Q:入所日はすごく緊張した顔をされていましたが、数日過ごしてみていかがですか?
少しずつ慣れてきました(笑)。こういった共同生活は初めてなのでどうしても緊張してしまいますが、今は自転車に乗ること自体がリフレッシュにつながっています。
高い壁かもしれませんが、第1回記録会で早期卒業の基準タイムをクリアすることを目指しています。
競輪ではグランプリ出場、競技ではオリンピック出場とメダル獲得が最終目標です。
