養成所の「学び」と「鍛錬」の現場を歩く施設見学へ

第2部では、普段なかなか入ることができない養成所の施設見学へ!

候補生たちが学科の授業を受ける教室や、トレーニング施設を歩いていきます。

参加者の皆さんが驚いていたのは、落車時の受け身を練習する場所があること。

日本競輪選手養成所 体育館にある「ハンドル」の謎

競輪はスピードが出る分、転倒のリスクも高い競技です。 だからこそ、養成所では万が一の事故に備えて、安全に転ぶ技術(受け身)まで指導しています。

続いて、格納庫や実習室へと潜入。現在の候補生たちが使用している自転車や専門機材が並んでいます。
フレームの形状など、一般の自転車とはまったく違う“競輪仕様”に、思わず足を止めて見入っている方が多くいらっしゃいました。

施設見学の最後は、候補生たちがもっとも良く使うであろうバンク。

「思ったより傾斜がきつい!」「ここを自転車で走るなんてすごい…!」と驚きの声も。
普段はなかなか入ることのできない場所で、リアルな環境を肌で感じる貴重な体験をしていただけたのではないでしょうか。

見学を終えると……まさかのゲストが!?

施設見学を終え、JKA250へと向かう皆さん。

そこで待っていたのでは、なんとトラック競技ナショナルチームメンバーの太田海也選手・中野慎詞選手!

バンクを走行しながらのお出迎えで、参加者のボルテージは一気にアップ!
滝澤正光養成所アドバイザーも登場し、インタビューを敢行する姿も。

それだけでは終わらず、太田選手・中野選手による200mFTTの実演がスタート!

日本トップクラスの2人が猛スピードで走行する姿を間近で見た参加者からは、大きな歓声が湧き上がっていました。

口をきかない時期も? 大盛り上がりのトークショー

そこからは、瀧澤アドバイザー・太田選手・中野選手の3名によるトークショーを開催。

太田選手はボート、中野選手はアルペンスキーと、もともとは別の競技をしていた両選手。
そこから、どのように自転車競技へと転向し、この養成所に入ることになったのかが語られていきます。

同じ121回生として、この場所で10ヶ月を過ごした太田選手と中野選手。
気になる養成所での生活については、「ライバルとしてぶつかり合い、口をきかなかった時期もあった」と語る場面も。
それでも、互いに切磋琢磨しながら成長し、今では笑顔で語り合える関係に。青春のような日々を過ごしたことが印象的に語られました。

トップアスリートを支えるボディケアの最前線 HPCJC講師による特別講義も

また、太田選手・中野選手らが所属する自転車トラック競技日本ナショナルチームを支える「HPCJC」より、講師の方を招いて「ボディケア講義」も実施。

腰痛予防を目的としたストレッチプログラムとして、股関節周囲の主要筋群にアプローチする4種目のストレッチを体験いただきました。

トップアスリートを支える専門家による講義に、参加者からは「腰が軽く感じた」「自宅でも続けたい」といった声があがり、腰痛予防への意識向上と、セルフケア習慣の第一歩となる有意義な講義になりました。

次回以降の開催をお楽しみに!

盛りだくさんの内容のなか、大盛況で幕を閉じた今回のオープンキャンパス。

募集開始と同時に多くのお申し込みをいただき、抽選とさせていただきました。残念ながら参加いただけなかった皆さまには大変申し訳ございません。
次回以降の開催を、楽しみにお待ちください。

また、養成所の様子や候補生たちの姿は、今後も公式サイトやSNSでお届けしてまいります。
ぜひ引き続きご覧ください。