競輪のビッグレースとは?全2000人の競輪選手の頂点を目指す
競輪のレースのグレードは、下から「F2」「F1」「G3」「G2」「G1」「GP」の6つ。
1開催は3日から長いものでは6日間に渡って行われ、1日に12レース程度が、30分ごとに行われます。多くの開催は勝ち上がり方式で、最終日の最終レースが決勝戦となる場合がほとんど。
F2
A級選手のみで行われる、3日制のレース。月間20開催程度行われます。
F1
S級選手とA級の1班・2班の選手が出場するレース。ただし級を混ぜて出走することはありません(S級選手とA級選手は別のレースに出る)。月に40開催程度実施されます。
F2・F1のレースは「平開催」とも呼ばれ、日常的に楽しむことができるのがこれらのレースです。
G3
ここからはグレードレース。G3に出場するのはS級選手だけで、各競輪場の開設を記念した開催である「記念開催」も多くはここに含まれます。女子にはG3レースはありません。
G2
格の高いグレードレース。選考基準を満たした選手のみが出場できるもので、男子は『ウィナーズカップ』『サマーナイトフェスティバル』『共同通信社杯』そして『ヤンググランプリ』がこのグレードに相当します。女子にはG2レースはありません。
G1
S級の上位者で、G2と同じく選考基準を満たした選手のみが出場できるレース(女子は級班関係なく選考基準により選出)。
男子は年間に6つ、女子は年間に4つ(2025年からは5つ)のG1レースが開催され、これに優勝すると年末に行われるKEIRINグランプリ/ガールズグランプリの出場権を手にすることができます。
GP
毎年12月30日に行われる『KEIRINグランプリ』そして12月29日に行われる『ガールズグランプリ』。GPグレードのレースはこの2つだけ。
グランプリは予選や勝ち上がりがない一発勝負。その年のGⅠの優勝者のほか、年間の獲得賞金上位者、そのほか「選手選考委員会が特に認めた選手(過去にはオリンピックでメダルを獲った選手が出場した)」が出場します。
その年の顔と言える、選ばれた選手たちによる一発勝負はまさに競輪レースの最高峰。選手人生最大の目標として「グランプリでの優勝」を掲げる選手も数多くいます。
年間ビッグレーススケジュール
開催月 | 男子 | 女子 |
2月 | 全日本選抜競輪(G1) | |
3月 | ウィナーズカップ(G2) | |
4月 | オールガールズクラシック(G1) | |
5月 | 日本選手権競輪(G1) | |
6月 | 高松宮記念杯(G1) | パールカップ(G1) |
7月 | サマーナイトフェスティバル(G2) | |
8月 | オールスター競輪(G1) | 女子オールスター競輪(G1) |
9月 | 共同通信社杯競輪(G2) | |
10月 | 寬仁親王牌(G1) | |
11月 | 競輪祭(G1) | 競輪祭女子王座決定戦(G1) |
12月 | KEIRINグランプリ | ガールズグランプリ |