養成所生活「初日は死にそうでした(笑)」大塚城候補生へインタビュー第127回生 注目の候補生
2024年5月に入所した第127・128回生。様々なバックボーンを持つ候補生の中から、今回は杉浦颯太候補生にお話を伺いました。
大塚城
オオツカ・ジョウ
2005年11月26日生まれ(入所時年齢:18歳)
私立星陵高等学校
高校時代は自転車トラック競技の短距離種目で国体、全日本選手権(ジュニア)、高校選抜などで表彰台に上がる活躍をしています。
Q:スポーツ歴を教えてください。
中学までバスケをやっていて、高校から自転車競技を始めました。進路選択の時に地元に自転車競技部があることを知って、お父さん(英伸 82期)も選手ですし、ちょっとやってみようかなと思った形でした。
Q:高校入学時点ではその時はそこまで「競輪選手になるぞ!」という感じではなかった?
はい。「とりあえず初めてみよう」という気持ちでした。競輪選手になろうと気持ちが固まったのは高3の夏。結構ギリギリに受験の申し込みをしました。
Q:養成所に入らなかったとしたら、どのような進路を進む予定だったのでしょう?
大学からオファーが来ていたので、大学に入って自転車競技を続けようと考えていました。入所のタイミングを早めたことにこれといった理由はないのですが、お父さんに憧れて「競輪をやってみたいな」という気持ちが強くなったことはあるかなと思います。
競輪という職業はカタカナのケイリンと違い、横の動きがたくさんあって難しいことが面白いなと感じます。好きな選手もやっぱりお父さんですね。
Q:入所してしばらく経ちましたが、ここまで過ごしていかがですか?
入所初日は携帯が使えないことがすごく辛くて。でも他の候補生や先輩たちと色々おしゃべりするようになって、携帯がない生活にも慣れてきました。楽しく生活させてもらっています。
Q:携帯がない生活に慣れるのって、何日くらいですか?
1週間くらいですね。いつもLINEとかYouTubeとか見ているので、初日は死にそうでした(笑)
Q:これまで競技も頑張ってきましたが、これからはどのように付き合っていく予定ですか?
競技も続けたいと思っています。競技は好きですし、今後ナショナルに選ばれることがあれば頑張っていきたいなと思います。
Q:そうなると、まずはゴールデンキャップですね。
獲れたら本当に嬉しいです。ハロン(200m)と400mのタイムトライアルは自信があるんですが、1kmと、特に3kmはあんまり自信がありません。入所前に測った時は4分10秒台くらいで……少しでも地脚をつけて、白帽やゴールデンなど良い色の帽子を獲れるように頑張りたいです。
Q:養成所の受験について、何かエピソードはありますか?
試験用の軽いギアでのペダリングを良くするために、自分は電動ローラーを活用しました。これが効果的だったなと思います。以前のペダリングだと回すだけで脚が痛かったですが、今は同じスピードでも痛くならないようなペダリングができるようになりました。