学生時代は中長距離種目で活躍「一度は会社員になったけど……」岩元杏奈候補生へインタビュー 第128回生 注目の候補生
2024年5月に入所した第127・128回生。様々なバックボーンを持つ候補生の中から、今回は岩元杏奈候補生にお話を伺いました。
岩元杏奈
イワモト・アンナ
2001年3月9日生まれ(入所時年齢:23歳)
私立日本体育大学
高校・大学と自転車競技で活躍。ジュニア時代にはチームスプリントやロードでアジア選手権にも出場しています。大学時代も中長距離種目を中心に、短距離種目にも出場。オールラウンダーで活躍してきました。
Q:スポーツ歴を教えてください。
宮崎のど田舎で育ってきました。大学が日本体育大学で、4年間関東で生活。小中学校の頃はトライアスロンを少しやっていて、高校から本格的に自転車競技を始めました。
Q:中長距離をやりつつ、チームスプリントなどにも出場されていましたね。
オールラウンダーで全部やってた形です。高校の時は短距離をメインにやってた……と言いたいところですが、ロードも走っていました。大学の4年間は主に中長距離を走っていて、大学を卒業してから短距離に完全に移行した感じです。
Q:競輪選手になろうと思ったタイミングはいつですか?
去年(2023)の5月ごろです。大学卒業後1年間会社員をやっていて、社会人をしながら競技を続けていました。国体や全日本選手権に出場もしていたんですが、周りと相談していく中で「自転車競技の経験を活かして稼げる競輪選手が良いんじゃないか」と思うようになり、5月ごろに受験を決めた形です。
Q:受験対策について教えてください。どのようなことに苦労しましたか?
大学の頃は結構ギアを踏んでいたんですが、受験の指定は比較的軽いギア。パワーマックスの一番軽いギアにした上で30秒もがきなどをひたすらやっていました。夏の室内練習はそれだけでしたね。男子選手が軽いギアでもがいている姿があったので、参考にしました。
とにかく回転を上げないといけない、自分の課題は回転を戻すことだ、と考えていました。軽いギアでひたすらもがく、バンクでも受験と同じギアでひたすらもがいていました。
Q:学生時代中長距離をやってたような子が競輪選手になろうとしている時、どのようなアドバイスをしますか?
やっぱり「できるだけ軽いギアでひたすらもがきなさい」になりますね。地元のアマチュアの選手にも、そういうことを話しています。