2026年度の入所式を3日後に控えた5月12日(火)、技能試験合格者が入所してきました。これでいよいよ、第131・132回生が全員揃ったことに。

早速、当日の様子をお届けいたします。

改めて、技能試験と適性試験の違いについて

日本競輪選手養成所に入所を希望する人は、自身の経験に合わせて主に2つの方法で受験することができます。

技能試験
→競技用自転車でのタイム測定を試験項目に含む。
適性試験
→競技用自転車でのタイム測定を試験項目に含まない、代わりに身体能力のポテンシャルを測定する。

このうち、適性試験の合格者は事前に入所し、自転車の乗り方など基礎的なことを覚えます。今回はそこに、技能試験の合格者が加わって、いよいよ日々の訓練が本格始動となったわけです。

▶︎適性試験合格者の「事前入所」についてはこちら

第131・132回生が始動! 緊張と希望に満ちた「事前入所」1日レポート

76人の候補生が続々と入所

 

第131・132回生 技能試験合格者,入所

候補生たちは、登録予定地を元にいくつかのグループに分けられ、“時間指定式”で入所の手続きを進めていくこととなります。候補生たちは緊張した面持ちでありながらも、新たな生活にワクワクしている様子でした。

第131・132回生 技能試験合格者,入所

 

第131・132回生 技能試験合格者,入所

身体が資本の生活が始まるだけに、健康状態をしっかり確認。

第131・132回生 技能試験合格者,入所
第131・132回生 技能試験合格者,入所

持参してきた自転車を格納し、宿舎へ荷物を運びます。ここで、家族とのしばしの別れ。「しっかりやってこい!」とばかりに激励を送られるシーンもありました。

第131・132回生 技能試験合格者,入所
第131・132回生 技能試験合格者,入所

入所に関する説明を受けてて、ひと通りの手続きが終了です。

夜には、別々に動いていた適性試験合格者と対面。そこからいよいよ、本年度のカリキュラムがスタートします。これから切磋琢磨していく92人の仲間たちにとって、記念すべき1日となりました。

候補生の声

何名かの候補生に、生の声を聞いてみました。

第131回生
佐野唯月(さの・いづき)

第131・132回生 技能試験合格者,入所

父(佐野梅一選手/78期)が競輪選手だったこともあり、自転車は身近な存在でした。中学でロードバイクに乗り始め、高校からは本格的に競技の世界へ。その時すでに、自分も競輪選手になることは決めていました。

でも、高校2年のときに自転車部が無くなってしまったり、練習場所だったバンクが使えなくなってしまったりと、色々な出来事が重なってしまい……、意を決して高校を中退し、ここにやってきました。

夢は、父を超える選手になることです。

第131回生
中村孔翼(なかむら・こうすけ)

第131・132回生 技能試験合格者,入所

元々は3歳年上の兄(中村嶺央選手/129期)ともども、野球をやっていました。兄が高校野球を辞め、父(中村浩士選手/79期)の影響で自転車に乗り出した時に、自分も自転車に転向。中学ではロードに乗り、高校から短距離の競技を始めて、そのころに競輪選手を志すようになりました。

これからの養成所生活で、自分がどう変わっていくのか、楽しみです。将来的にはGP優勝という大きな目標はありますが、その前に、目の前の1戦1戦をしっかり勝ち上がっていける選手になりたいですね。

第131回生
佐藤文彦(さとう・ふみひこ)

第131・132回生 技能試験合格者,入所

25歳のときからアマチュアでロードレースに参加しつつ、社会人として消防士や運送業を経験してきました。

ある日、身体のケアをお願いしていた鍼灸師に「君なら選手になれる」と言われたのがきっかけでこの道に。今は35歳で、不合格だったら後ははないかもしれないと思っていたので、合格したときは心の底から嬉しかったです。

強い候補生が全国から集まって来ていますが、その中で「この年齢でも強い選手になれるんだ」ということを証明していきたいと思います。

第132回生
鶴葵衣(つる・あおい)

第131・132回生 技能試験合格者,入所

もともとは中学校で陸上競技をしていたのですが、2人の兄(長男・鶴健志選手/129期、次男・鶴淳志選手/127期)が選手ということもあって、自然と自転車に乗るようになりました。

競技には真剣に取り組んでいましたが、競輪選手を職業として考えるようになったのは、高校3年生で進路を考えるようになってから。先生もその夢を応援してくれていて、養成所に合格したときには喜んでもらえました。

将来は、賭けてくれるお客さまや周りの練習仲間など、多くの人から信頼される選手になりたいと思っています。

第132回生
金子梨亜(かねこ・りあ)

第131・132回生 技能試験合格者,入所

ロードバイクが好きで昔から乗っていました。2年前に結婚した夫もロードのアマチュア選手で、週末は一緒に自転車に乗って出かけることも。

ある日、夫婦で競輪場を訪れたのが転機になりました。競輪のスピード感や迫力に、すっかり魅了されてしまったんです。調べていくうちに、競輪選手の職業としての魅力が分かってきて、入所を決意しました。

ロード時代は周りに女子がいなかったので、女子だけの共同生活が始まるのは楽しみです。周りから信頼されるような人間性を持ちつつ、トップで活躍できる選手になりたい、と思っています。

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