
入所試験について
応募資格
-
満17歳※
以上で
日本国内に
居住していること。- ・5回及び初回の受験から8年まで受験可。
(受験回数・年数の起算は2019年以降からとする。) - ・その他募集要項に定める応募資格 募集要項はこちら→
- ※入所する年度の4月1日時点
- ・5回及び初回の受験から8年まで受験可。
試験の種類
-
入所試験は、通常の試験である「一般試験」と、
スポーツにおいて世界レベルの実績がある方向けの「特別選抜試験」の2種類に大別されます。「一般試験」のなかでも、自転車競技経験者やバンク走行経験がある方向けの「技能試験」と競技未経験の方や他競技からの転向の方向けの「適性試験」の2種類が。
「適性試験」は、自転車に乗ってのタイム計測はありません。
自分のキャリアやスキルにあわせて、受験方法をお選びいただけます。#一般試験
技能試験
- 試験内容はこちら
-
1次試験
男子(参考合格率 129回生:26.6%、127回生:24.8%)
自転車による1,000メートルの走行時間、400メートル助走後における200メートルの走行時間
女子(参考合格率 130回生:56.4%、128回生:59.5%)
自転車による500メートルの走行時間、400メートル助走後における200メートルの走行時間
2次試験
男女共通
(男子参考合格率 129回生:21.3%、127回生:20.8%)
(女子参考合格率 130回生:38.5%、128回生:45.9%)身体検査(業務規程別表第1の「身体検査合格基準」で定める検査項目)
人物考査(口頭試問・適性検査(言語・非言語)・作文・受験態度等)
身体能力を評価する試験方法
自転車競技未経験者におすすめ#一般試験
適性試験
- 試験内容はこちら
-
1次試験
男女共通
(男子参考合格率 129回生:25.8%、127回生:24.7%)
(女子参考合格率 130回生:61.1%、128回生:55.0%)垂直跳の跳躍高・背筋力計による背筋力・長座体前屈による柔軟性
※1次試験の免除について
自転車以外のスポーツで世界規模の大会、全国規模の大会、プロスポーツ競技などで優秀な成績を収めている場合は、申請により1次試験が免除となることがあります。2次試験
男子(参考合格率 129回生:9.1%、127回生:20.1%)
固定式自転車による6秒間の走行時の最大パワー及び最大回転数、45秒間の走行時の平均パワー、身体検査(業務規程別表第1の「身体検査合格基準」で定める検査項目)、人物考査(口頭試問・適性検査(言語・非言語)・作文・受験態度等)
女子(参考合格率 130回生:27.8%、128回生:15.0%)
固定式自転車による6秒間の走行時の最大パワー及び最大回転数、30秒間の走行時の平均パワー、身体検査(業務規程別表第1の「身体検査合格基準」で定める検査項目)、人物考査(口頭試問・適性検査(言語・非言語)・作文・受験態度等)
※1次・2次試験を通じて受験態度も考査の対象とする。
自転車や他スポーツで
国際レベルの実績を持つ人のための制度#特別試験
特別
選抜試験- 試験内容はこちら
-
試験内容
身体検査身体検査(業務規程別表第1の「身体検査合格基準」で定める検査項目)
人物考査(口頭試問・作文など)特別選抜試験の対象となる方
- ❶オリンピック大会に出場し、本財団が特に認めた成績を収めた者。
- ❷世界選手権競技大会に出場、1 位から8 位の成績を収めた者。
自転車競技以外の競技については、本財団が認めた大会であること。 - ❸ワールドカップ大会あるいはそれに類する大会に出場して、1 位から3 位の成績を収めた者。
自転車競技以外の競技については、本財団が認めた大会であること。
養成所で過ごす1年間の訓練生活
※時期は年によって前後することがあります














入所事前養成訓練
自転車未経験者が多く受験する「適性試験」で合格した候補生を中心とした、入所式以前に行われる訓練。
正式な入所式に先んじて養成所生活と自転車に慣れていきます。

入所式
いよいよ正式に競輪選手候補生としての訓練がスタートする節目の日。講堂に集まり、保護者やメディアの方々の前で決意を新たにします。
宝輪観音例祭

宝輪観音は養成所敷地内にある観音像。競輪黎明期に東京・調布にあった選手養成機関より伊豆の地に移されたもので、現在に至るまで大切にされています。養成所ではその名をいただいたお祭りが、第1回の考査明けの時期に行われます。
夏季帰省

養成所では外出可能日は原則日曜日のみ。電話の利用も制限されています。夏季帰省は久しぶりに家族やお世話になった方に顔を見せる大切な息抜きの機会。とはいえ、その期間も練習を欠かさない候補生も少なくありません。
第2回記録会(第2回卒業認定考査)

夏季帰省を終えたタイミングで行われる考査と記録会。養成所生活も折り返しの時期となり、ここまででどれくらい力をつけたのか、そして夏季帰省をどのように過ごしたかが試されます。

耐久訓練兼
ロードレース大会
サイクルスポーツセンターの5kmCCを使って行われる耐久訓練兼ロードレース大会。アップダウンのあるコースでの長距離走行により、自転車走行技能の更なる向上を図ります。
第1回トーナメント
競走、
参加実習

いよいよ「競輪」を走るための訓練が本格化。実際の競輪開催と同じ勝ち上がり式の競走訓練や、競輪場にお邪魔して実際の競輪開催の流れを学ぶ実習などが行われます。
第3回記録会(第3回卒業認定考査)

ラストの考査と記録会を実施。ゴールデンキャップなどの目標がある候補生はこれを最後のチャンスとして取り組みます。

早期卒業
優秀な成績を収めた候補生は通常より3ヶ月早く卒業できる「早期卒業」の対象に。厳しい基準をくぐり抜けた早期卒業生はこの時期に卒業し、翌年1月ごろデビューとなります。
冬季帰省

年末年始の時期には冬季帰省が実施されます。
息抜きをしつつ、卒業までのラストスパートに向けた準備を整えます。

第2回トーナメント競走、
選手資格検定
卒業を目前に控え、実践的な訓練が増えていきます。
また、競輪選手としてデビューするために必要な「選手資格検定」を受けるのもこの時期。卒業のための最後の準備を進めていきます。

卒業記念レース、卒業式
いよいよ養成所生活の大仕上げ。競輪選手としての国家試験をクリアしたのち、家族や友人、メディア、配信や現地で観戦する一般の競輪ファンの前で卒業記念レースが行われます。競輪選手として名前を売る最初の機会であり、ここで優勝すると「卒記チャンピオン」として後々まで名が刻まれることとなります。卒業記念レースの2日ほど後には卒業式が行われ、全国各地に「プロの競輪選手」として羽ばたいていきます。
大物ルーキーへの約束手形?早期卒業制度とは
第1・2回のいずれかの記録会でゴールデンキャップを獲得し、さらに定められた基準タイムを上回るなど厳しい条件をクリアすれば、同期の仲間よりも一足早く養成所を卒業できる「早期卒業」の権利を得ることができます。
2025年4月までにこの早期卒業を成し遂げたのは5人のみ。決して簡単ではありませんが、早期卒業となれば、ファンやメディアからも大きな注目を浴びること間違いなしです。
※感染症拡大等の社会情勢に応じて、
夏季・冬季帰省及び日曜外出を実施しない場合があります。
国家試験へ挑戦
競輪選手は国家資格であり、
例年卒業前に行われる競輪選手資格検定に合格する必要があります。
身体、技能、学力及び人物において
基準を認められた者に資格が与えられます。
A3カテゴリーからプロデビュー
※女子はL級1班
3月に卒業した候補生たちは、A級3班(女子はL級1班)のカテゴリーでプロ競輪選手として選手登録。5月ごろから各地の競輪場でレースに出場します。男子は成績によってより上のカテゴリーに上がっていくことが可能ですが、一番下のA級3班でも平均獲得賞金は年間約949万円(2024年)!
努力次第で高収入が望める職業です。
※2024年実績
自転車に乗ってタイム測定を行う試験方法
バンク走行経験者におすすめ