7月3日(金)に、日本競輪選手養成所にて131・132回生の『行動訓練大会』が行われました。

行動訓練大会とは?

入所直後から候補生たちが学ぶ「行動訓練」。速やかな集合、点呼、整列といった「集団行動」、そして競輪学校時代から受け継がれてきた「JIK体操」など、養成所生活の基本となる所作を身につけるための訓練です。

その成果を披露する場として、毎年6月下旬〜7月上旬に開催されているのが『行動訓練大会』。候補生たちは10グループに分かれ、それぞれ指揮官の号令のもとで実技を披露。教官たちによる採点を経て、上位3グループと「最優秀指揮官賞」が表彰されます。

数分間にさまざまな創意工夫が

大会で披露される実技の主な流れは、「整列・点呼」「JIK体操」「行進」。実技そのものは各グループ数分間ですが、入退場を含むすべての動作が評価の対象となります。

まずは体育館に響く指揮官の大きな号令で「整列・点呼」。

行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生
行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生

競輪学校時代から長い歴史を持つ「JIK体操」。

行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生
行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生

“左向け左”や“回れ右”などの動きを見せる「集団行動」。

行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生

指揮官を中心に、ぴたりと揃った動きで進む「行進」。

行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生
行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生

大きな流れは一緒ですが、グループによって、全員で動きを合わせるためにテンポを整えたり、「JIK体操」の時だけ指揮官を交代したりなど、ルールの範囲のなかで全員がひとつにまとまるための創意工夫が見られました。

行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生
行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生

全グループの実技を終え、見事優勝の栄誉に輝いたのは中井唯晶候補生を指揮官とする131回生Dグループ。

続く2位は131回生Eグループ。

行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生

3位は131回生Gグループとなりました。最優秀指揮官賞は、Gグループの浅田正裕候補生が受賞しました。

行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生

なぜ、競輪選手を目指す候補生が行動訓練を行うのか

行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生

そこには「公営競技の選手であるという自覚」「規律遵守の意識」「団結力」を高めるという目的があります。

候補生の生活規定にも掲げられている「規律」「礼節」「協調」「品位」を養うためにも、決められたことを正確に行うこと。周囲と呼吸を合わせること。与えられた役割に責任を持つこと。どれも、養成所生活だけでなく、競輪選手となってからも欠かせない要素です。

講評では、「ミスのあったグループも含めて、全体として一生懸命に取り組む姿勢が伝わってきて良い大会でした。今日で終わりではなく、常に誰かに見られているという意識を持ち、候補生にふさわしい言動を心がけてください」とメッセージが送られ、行動訓練大会は閉幕。

候補生たちは大会を通じて、競輪選手を目指す者としての自覚をさらに深めました。

1位グループ 指揮官:中井唯晶候補生コメント

行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生

Q:グループとしての優勝おめでとうございます。率直な感想はいかがでしょうか。

素直に本当に嬉しいです。最初はまとまりも綺麗ではなかったなかで、休日の空き時間に全員が集まって練習して細かな動きを揃えてきました。その時間が報われたという思いです。

Q:指揮中はどんなことを意識していましたか?

まずは大きな声をハキハキと出すことは意識していました。あまりテンポが速くなりすぎないように、みんなの動きを見ながら一つひとつの動作を指示しました。

行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生

Q:「JIK体操」で指揮官を入れ替えた時には、全員が驚きました。どのような意図があったのでしょうか。

体操をしながら声を出してテンポを合わせるのが、自分にとって難しいことでした。交代で指揮をしてくれた篠田浩己候補生は練習中からとても体操が上手でした。そのなかで篠田候補生に合わせると全員がうまく合わせられたので、話し合いで異例の指揮官交代をしてみようと決めました。入れ替わる瞬間もしっかりタイミングを揃えることができたので、うまくいったと思います。

Q:今後の養成所生活のなかで達成したい目標を教えてください。

私が今、自治会長をしています。候補生のみんながより良い養成所生活を送れるように、ひとつにまとめていけたらという目標があります。

128回生では中田拓也さん、129回生では沢田桂太郎さんがそれぞれ自治会長を務められていましたが、2人とは入所前にロードレースをやっていた頃からの知り合いで、沢田さんから直々に「自治会長をやってください」と伝えられていました。お二人から脈々と受け継がれた思いがあると思うので、頑張っていきたいです。

最優秀指揮官賞:浅田正裕候補生コメント

行動訓練大会, 2026年度, 131回生, 132回生

Q:最優秀指揮官賞の受賞おめでとうございます。グループを率いてみて、どんな点が良かったと感じていますか?

みんなが和気あいあいと練習するための雰囲気や環境を作れたことだと思います。

Q:指揮をする間に意識していたことはありますか?

とにかくまずは大きな声を出すことです。また、自分が率先して機敏な動きをすることで、周りのみんなにも意識してもらおうと思っていました。毎日行う動作だからこそ、日頃から正確に順番通りに動くことを意識していたので、普段の動きを出すことができたと思います。

Q:養成所生活のなかで達成したい目標を教えてください。

私は適性試験での入所なのですが、まだ自転車に乗り始めて日数も少なく、技能試験組と比べると差を感じる部分があります。そのため他の人に追いつき、ゴールデンキャップを目指せるように取り組んでいきたいと思います。

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