日本競輪選手養成所の入所期間は、5月の入所から翌3月の卒業までの「約11ヶ月」。
しかし、優秀な成績を収めれば同期の仲間よりも一足早く卒業&デビューができる、「早期卒業制度」が設けられているのをご存知でしょうか?

早期卒業は大物ルーキー誕生の約束手形?

2019年5月に「早期卒業制度」が改正されて以降、2024年4月までに

寺崎浩平(117期)
菊池岳仁(117期)
中野慎詞(121期)
太田海也(121期)

の4選手が早期卒業を実現。

菊池・太田選手は『ヤンググランプリ』優勝に輝いたほか、寺崎選手はデビューから18連勝、中野選手はデビューから30連勝という記録を樹立。

いわば、「早期卒業」は「大物ルーキー」誕生の約束手形といえるでしょう。

ゴールデンキャップ獲得が絶対条件

では、早期卒業するためにはどうしたらいいのか?

まず早期卒業候補者となるには、5月と9月に行われる「記録会」のいずれかでゴールデンキャップを獲得し、さらに養成所が定める基準タイムをクリアする必要があります。

【基準タイム】

男子 女子
200m 10秒56以内 11秒60以内
500m 36秒00以内
1000m 1分05秒99以内

KEIRIN.jp「基準タイム(PDF)」

上記を満たし「早期卒業候補者」に選定されたのちも、卒業認定考査への合格や、訓練の必要履修数をクリアするなどの厳しい条件が。
それらをすべてクリアすることで、晴れて12月に卒業する「早期卒業」の権利を得ることができます。

実現させれば注目度アップ間違いなし!

決して簡単な条件ではありませんが、早期卒業のインパクトは抜群。ファンやメディアからも大きな注目を浴びること間違いなしです。
まさに、「ここで人生を変える」ための大きな大きな一歩となります!

日本競輪選手養成所早期卒業候補者の選定について