シンプルかつシビアなガールズケイリンの世界
プロアスリートになるには
10ヶ月の寮生活、そしてその先の人生を通して
考えなければならないこと、
向き合わなくてはならないことがたくさんあります。
気になる「日常のギモン」をここでチェック。
養成所では、男女共通の課業・訓練に加えて、女子候補生が安心して競技に打ち込めるよう、身体やコンディションと向き合う特別講義を用意しています。
月経や股ズレへの対処や考え方、コンディショニング、ガールズケイリン選手として知っておくべき制度などをテーマに、専門的な知識を持つ内部・外部の講師による「女性特有の課題についての講義」が行われています。先輩女子選手が来所し、実体験をベースとした指導を行うこともあります。
男女同じ宿舎で寮生活を送りますが、共有部を除き、生活エリアはフロアごとで区切られています。大浴場には歴代の先輩たちが寄贈してくれたドライヤーが用意されるなど、年々少しずつ設備が充実しています。
Q
自転車競技未経験でも目指せますか?
はい、目指せます
バレーボールから転向した児玉碧衣選手、陸上から転向した太田りゆ選手、ビーチバレーから転向した尾崎睦選手などがトップ選手として活躍しています。「スポーツは好きだったけど、一度離れて社会人として働き始めた」という人が選手になった例もあり、基礎的な身体能力と練習を続ける力があれば、選手になれる可能性は十分あります。
Q
結婚・出産をしても
選手を続けられますか?
ガールズケイリン初の「ママレーサー」である田口梓乃選手をはじめ、長澤彩選手、大久保花梨選手など複数の先輩たちが結婚・出産後も選手として活躍し続けています。妊娠・出産では最大1年半の「あっせん保留期間(産休制度)」が適用されるため、レースを休んでも代謝制度(強制引退)の対象となることはありません。ただし収入の補填があるわけではないので、産休中の生活費については事前の計画が必要です。
Q
メイクは許可されていますか?
自然なメイクであること、訓練の妨げにならないこと(例えば、落下の可能性があるつけまつげはNGなど)を条件に許可されています。ただし訓練優先であることは認識しておきましょう。
Q
髪の毛の長さや、
色の指定はありますか?
訓練に支障がないようにまとめられれば、長さは自由です。手入れやセットに時間がかかり、訓練に支障が出るような場合は指導が入ります。染色やパーマは禁止されています。
Q
在所期間中のヘアカットは
どのように行うのですか?
養成所内に理容室があり、候補生同士でカットし合うことが多いです。
Q
ドライヤーやヘアアイロンなど、
小型家電は持ち込めますか?
生活に必要なものであれば持ち込みが可能です。体温計、電気カミソリ、マッサージガンなども許可されています。ドライヤーは共用のものもありますが、持ち込んだ方が良いと答える先輩候補生が多いです。
Q
「こんなものもあると便利」
というものがあれば教えてください。
直近の女子候補生にアンケートを取ったところ、慣れている枕や疲労ケアのグッズ、疲れた時に頑張るための大切な人や動物の写真、カーペット掃除用のコロコロ、靴用の消臭剤などが挙げられました。
Q
生理や体調の波と、
訓練はどう両立しているのか
万全の状態で訓練が受けられない場合は、医務室で校医から診療を受け、診察内容によっては自室休養となります。また、ピルの服用も推奨されています。薬関係は事前に処方箋を取得し、ご家族に郵送してもらうケースが多いです。(服薬に関しては事前の申請が必要)
女性のコンディション管理については講義も行われるため、実践的な知識を身につけることができます。
Q
生理痛の薬や生理ナプキンなどは
どのように入手できますか?
日曜の外出時や、通販を利用して購入することができます。日曜外出からの帰宅時には購入品を含めた荷物検査をする、通販の場合は開封は職員の前で行うなど、いくつかルールがあります。
Q
訓練時以外は
どのような服を着ますか?
養成所内にいるときは、訓練のない日であっても基本的には指定のポロシャツやトレーナーを着用します。日曜外出や通院時は、養成所の規定に則ったスーツを着用します。自主トレーニングの際は私物のサイクルウェアを着用できます。なお、寝巻きだけは(裸・下着のみでなければ)特に指定はありません。
Q
男女の居住環境や訓練は
分かれているの?
男女は同じ建物内で生活しますが、共有部(食堂など)を除き、生活エリアは男女でフロアが分かれています。訓練も別で行われることが多いですが、座学は合同で行われることもあります。